母をたずねて三千里とは

【作品名】母をたずねて三千里

【主人公】マルコ・ロッシ 9歳

【原作名】クオーレ(Cuore)(1982年)

【原作者】エドモンド・デ・アミーチス(Edmondo De Amicis) (イタリア)


【あらすじ】
1882年、イタリアのジェノヴァに暮らす少年マルコ・ロッシが、アルゼンチン共和国のブエノス・アイレスに出稼ぎに行ったっきり音信不通になった母アンナ・ロッシをたずねるため、自らアルゼンチンへ旅に出る物語。

南米へと向う船に乗船するまでの日常ドラマと、渡航したのちの股旅物にストーリーは大別されるが、終始主人公の行動を客観的に描写する姿勢が貫かれており、他に類を見ない記録映画風のアニメーションとなっている。

主人公(マルコ・ロッシ)は旅の途中、何度も危機に陥り、そこで出会った多くの人に助けられ(たまにマルコが助けることもある)、その優しさに触れながら成長していく。そして最終回は、途中お世話になった人々の何人かと再会を果たし、お礼を言いながらジェノヴァへの帰路に着くという流れになっており、人々の優しさと、それに対する感謝の気持ちが、物語のテーマのひとつとして貫かれている。

【物語の背景】

1882年、当時9歳の主人公マルコ・ロッシが、ブエノス・アイレスに出稼ぎに行ったっきり音信不通になった母アンナ・ロッシをたずねるため、自らアルゼンチンへ旅に出る物語なのですが、
当時メディアも発達していなかったでしょうから海外の情報はほとんどないでしょう。
交通機関やサービスが発達していない時期でもあります。 そんな時に9歳の男の子が基本的な知識もなく旅行に出るなんて無謀にも程がある設定です。
そもそも無事に旅が出来るものなのでしょうか。

昔の子だから出来たという発想も出来ますが、原作でもなぜマルコの母親がアルゼンチンまで出稼ぎに行く事になり、なぜマルコが一人で母親を探しにアルゼンチンまで行く事になったかと言う理由が書かれていなかったようです。

ここまで感動的にまとめた当時のスタッフは素晴らしいですね。

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