あらいぐまラスカルとは

【作品名】あらいぐまラスカル

【主人公】スターリング・ノース  (あらいぐま)ラスカル

【原作名】はるかなるわがラスカル(Rascal)(1963年)

【原作者】スターリング・ノース(Sterling North)


1969年に映画化されている(Rascal_(film))。なお「ラスカル」は「やんちゃ坊」という意味。
この作品はダットン動物文学賞、アメリカ図書館協会オーリアンヌ賞を受賞している。


【あらすじ】
動物の大好きな11歳のスターリングはある日、友人のオスカーや飼い犬のハウザーと一緒に、森の奥へ釣りに出かけ、そこで猟師が母親のアライグマを仕留める場面に遭遇する。そのアライグマには、まだ目も開かない幼い子供がおり、スターリングは猟師に頼んでこれを譲り受け、家に連れ帰って「ラスカル」と名付けミルクを哺乳瓶で与えるなど、大切に育てる。

やがて無事育ったラスカルは、親友のオスカー、隣家の少女マーサと馬のドニイブルックとも良く遊ぶようになり、「スターリングの変ったペット」として近所でも知れ渡るようになる。雑貨屋の息子でいじめっ子のスラミーは、人気者のラスカルをうらやみ、事ある毎にラスカルを譲り渡すよう強硬に迫るが、スターリングはボクシングでこれに対抗したため、一躍、近所の少年らから一目置かれる事と成る。鉄道駅の新駅長で越して来た家のお婆さんを助けた事で、この家のアリスという女の子と仲良くなれたりといった出来事も起こったりしている。

だが仲がよく聞き分けもあり、イタズラも程度が知れていたラスカルも、大きくなってくると次第にその行動がエスカレート、近所の畑を荒らしたりするようになり、近所のサーマンさんにひどく憎まれ、射殺すると脅かされる。スターリングは大きな檻を作ってラスカルをその中で飼うことにするが、その後もサーマンさんはラスカルを目の敵にする。

スターリングの身にも辛い出来事が訪れる。病弱だった母親を物語途中で亡くし、またラスカルとの暮らしが1年になった時に父親の事業が失敗したため、進学の事もあってミルウォーキーの姉の家に行くことになる。スターリングは寂しさをこらえてラスカルを森に返す決心をし、手作りのカヌーを使って、人里へ二度と戻って来られないよう・また猟師に狙われなくて済むよう、森の奥深くにラスカルを連れて入っていった。そして間もなく、スターリングも父親や友人達と別れ、ミルウォーキーへと旅立つ。

【物語の背景】

原作者であるスターリング・ノース(Sterling North)が1963年に少年時代を振り返って書いた「はるかなるわがラスカル」(Rascal)が原作で、ほとんどが実話で構成されている。

アニメーション作品では、そのラスカルとの出会いから別れまでの1年間を1910年代(原作では1918年〜1919年)のアメリカ農村地域を背景に、同時代の少年の日常を牧歌的に・または淡々と描写しつつ、同時に動物と人間との共存の難しさを、成長したラスカルを通して描いています。

ラスカルの家の舞台がある街は、アメリカ(USA)にあるウィスコンシン州のエデュトンです。
州都のミルウォーキーから車で約2時間。
地図上では、ウィスコンシン州の最大の都市ミルウォーキーから西の州都マディソンをめざし、そこからまっすぐ南下して30分くらいのところです。
(車でハイウェイを利用した場合は約1時間から1時間30分かかるそうです)

--- Wikipedia より転用 ---

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